大 会 概 要

AJNCC全日本クロスカントリー選手権

  •  JNCC全日本クロスカントリー選手権は大自然のフィールドや MXコースを併用利用する、アマチュアライダーによるモーターサイクルオフロードレースです。 上級者向けの COMP-GPレースは3時間+−αを競う競技です。これは MCクロスカントリーにおける世界ナンバーワン選手権と広く認知されるUSA東海岸で行われる GNCCと同様の競技であり、ISDEに代表されるオンタイム制のエンデューロとは異なります。 また同日開催される初級者から上級者までを対象にした FUN-GPレースもCOMPコースを併用しますが、テクニカルセクションを省いて難易度を下げ競技時間も100分+α−と短縮しています。 また2013年より競技時間を70分+−αとする子供や入門者向け「キッズ & トライ」レースを新設し、これは第1レースとしてFUN-GPコースからハードセクションを省いて行います。 コース長は原則として COMP-GPで1周6キロ以上、もしくはトップのライダーが 9分以上要する長さとし、FUN-GPは5キロ以上、そして キッズ & トライ は3キロ以上を原則とします。

A出場資格と心掛け


出場資格と心掛け

  1. モーターサイクルクロスカントリーは MCスポーツ中比較的安全なジャンルに位置するがそれでも危険を伴うレースであることを自覚し、万全の安全対策と整備、そして体調管理を行って心身共に健康な状態で臨まなくてはならない。
  2. レースとは自己責任の下に、理性と自己抑制を強く求められるスポーツであることをしっかりと認識しなければならない。
  3. 肉体的精神的にモーターサイクル競技を行なうことに支障がなく、ルールとマナーを守ることが出来るスポーツマンとウーメンであり、なおかつ出場クラスに応じた身体能力と技能を備えていなければならない。
  4. 癲癇(てんかん)・心臓疾患・脳梗塞・尿崩症 等、スポーツを規制されたり禁止される持病を持つ方は出場できません。 安易に自己判断せず、どうぞ自制して下さい。
  5. 過労や睡眠不足状態で出場してはならない。
  6. 年齢制限の上限はないが、 下限は体力よりも判断力を重視し小学3年生以上とする。
  7. 満20歳未満の者は、出場者誓約書に親権者の署名捺印を必要とする。


A基本クラス  クロスオーバークラス  クラス変更  ゼッケンカラー


基本クラス



KIDS & TRY:(70分+−男女子供と男女入門者キッズ & トライXCコース使用)50分経過後の総合1位に「ラスト1週」が掲示される(・最終周回カウントチェッカー時間 15分
・・・・・・・・JH-Mini(中学生)・..JHとは中学生の意味となるジュニアハイスクールの略 車両条件:2スト100/4スト150cc
・・・・・・・・SK-Mini(小学3-6年生)・/...SKとは小学生の意味となるスクールキッズの略 車両条件:レーサー車種排気量問わず
・・・・・・・・トライ-Men(入門者)・/.XC入門者及び FUN-Dクラスではまだ怖い初級者 車両条件:車種排気量問わず
・・・・・・・・トライ-Women(入門者)・/・../.XC入門者及び FUN-WDクラスではまだ怖い初級者 車両条件:車種排気量問わず

FUNGP:(100分+−男女初級〜上級者標準XCコース使用)75分経過後の総合1位に「ラスト1週」が掲示される(・最終周回カウントチェッカー時間 20分
・・・・・・・・FA(上級者/格条件)FA有資格者・前年クラスランキングFBチャンピオン
・・・・・・・・FB(中級実力者/格条件)FB有資格者・前年FCクラスランキング1〜5位までの順位者(MUST昇格)
・・・・・・・・FC(中級者)・.前年FDクラスランキング1〜10位までの順位者(MUST昇格)・入賞経験が乏しい中級者
・・・・・・・・FD(初中級者)・.Cクラスではまだ怖い初中級者
・・・・・・・・WA(女性上級者)・/.前年クラスランキングWBチャンピオン(MUST昇格)MFJ-MXライセンスを保持した者はWA出場が好ましい
・・・・・・・・WB(女性中級者)・/.前年クラスランキングWDチャンピオン(MUST昇格)
・・・・・・・・WD(女性初級者)・/.女性初級者

COMPGP(3時間+−男女上級者及び中上級者上級者専用コース使用)☆2時間30分経過後の総合1位に「ラスト1週」が掲示される(・最終周回カウントチェッカー時間 30分
・・・・・・・AA(最上級者/格条件)・/AA有資格者・MX-ワークス実績者・TR-ISAライダー
・・・・・・・・AA(上級者/格条件)・/A有資格者・MX- IA & IBライダー・TR- IAライダー
・・・・・・・・BA(中上級者/格条件)・/B有資格者・前年 Rクラスランキング1〜30位までの順位者(MUST昇格)
・・・・・・・・RA(中級者)・//XC出場経験がそれなりにある中級者・COMP初出場者FUNからの移行の場合FBクラス出場経験者以上が望ましい

・・・・・・・・・/MUST昇格とは必ず昇格をしなければならないという意味です。
・・・・・・・・・/通常COMP初出場の場合は Rクラスからとなりますが、AAライダーの推を条件に AA A  B FA クラスからの出場が検討され実現する場合があります。
・・・・・・・・・/クラス有資格者「AA」「 A 」「 B 」「FA」「 B 」の資格喪失期間は2シーズン。3シーズン以上 JNCCに出場がなければクラス資格を失います。 但し資格喪失者が復帰
・・・・・・・・・/する場合、JNCCにおいてライダーレベルは把握しているので、メールや電話による申請で「特別昇格」は容易です。
・・・・・・・・・/シーズン初参戦者が楽勝した場合、JNCCはシーズン次戦より強制昇格を命じる場合があります。(昇格クラス4位のポイントを付与し従来クラスポイントは消失します)


クロスオーバークラス

  • クロスオーバー賞典とは「技量分け」をする基本クラスとは異なる視点でクラス分けを行い別途追加賞典されるJNCC特有の賞典システムです(全て3台以上からの成立となります)

・・・FUNGP
・・・・・・・・2st-R85/./2ストレーサー 85ccまで(CRF150R含む)
・・・・・・・・2st-R125・./・./2ストレーサー 125ccまで
・・・・・・・・2st-市販車・/.・..2スト公道走行車(レーサーナンバー車は不可)
・・・・・・・・4st-市販車・.・./.4スト公道走行車(レーサーナンバー車は不可/CRF230F含む)
・・・・・・・・4st-150・/.・..4ストファンバイク 150ccまで
・・・・・・・・レーサーオープン・v・//..上記対象車以外の全てのレーサー
・・・・・・・・80's:89年以前の車両
・・・・・・・・WR250Rワンメーク・//YAMAHA-WR250Rだけ
・・・・・・・・Studentオープン/./・.中学生・高校生・大学生のオープン(大学生のみ学生証提示を条件)
・・・・・・・・オーバー50・/・.50才以上の出場者
・・・・・・・・オーバー60・/・.60才以上の出場者

COMPGP
・・・・・・・・C125・/125ccまでの車両
・・・・・・・・C250・/126〜 250ccまでの車両
・・・・・・・・C500・/251cc以上の車両
・・・・・・・・Cベテラン..46才〜50才までのの出場者
・・・・・・・・Cシニア・/.51才以上の出場者
・・・・・・・・Cスーパーシニア・/...60才以上の出場者
・・・・・・・・Cウーメン・..女性ライダー


クラス変更


基本クラス

  • ・シーズン中であっても資格条件が不要クラス間での変更が出来るが、エントリー時必ず「変更欄」に記載しなければならない。
  • 資格条件が不要クラス間での変更があった場合のランキングポイントは、いずれかにポイントが累積されることはなく それぞれのクラス両方に分けられ評価される。
  • ・FUN-GPと COMP-GPでのクラス変更があった場合のランキングポイントは、いずれかにポイントが累積されることはなく それぞれのクラス両方に分けられ評価される。
  • ・FDクラスにおいてシーズン中2度優勝したライダーは FC 1000ポイントが付与され、シーズン次大会より FCクラスへ昇格しなければならない(FDポイントは消失します)


クロスオーバークラス

  • ・シーズン中であっても競技車両の変更が出来るが、対象クロスオーバークラスが変更になるので、エントリー時必ず「変更欄」に記載しなければならない。
  • ・対象クロスオーバークラスが変更になった場合のランキングポイントは、いずれかにポイントが累積されることはなく それぞれのクラス両方に分けられ評価される。



ゼッケンカラー



KIDS & TRY:
・・・・・・・・JH-Mini・.Blue地/ White文字
・・・・・・・・SK-Mini・.Yellow地/ Black文字
・・・・・・・・トライ-Men・/White地/ Black文字
・・・・・・・・トライ-Women・///White地/ Red文字

FUNGP:
・・・・・・・・FA・.Green地/ White文字
・・・・・・・・FB・.Yellow地/ Black文字
・・・・・・・・FC・.White地/ Black文字
・・・・・・・・FD・.White地/ Black文字
・・・・・・・・WA・/・.Pink地/ 黒フチWhite文字
・・・・・・・・WB・/・.White地/ Red文字
・・・・・・・・WD・/・.White地/ Red文字

COMPGP
・・・・・・・.AA1/・..Red地/ White文字
・・・・・・・.AA2・/・..Black地/ White文字
・・・・・・・・AA・/・...Green地/ White文字
・・・・・・・・BA・/・...Yellow地/ Black文字
・・・・・・・・RA・./..Blue地/ White文字

  • ・ゼッケンナンバーは原則的に「太ゴシック体」とし何よりも明確な視認性を重視しなければならない。
  • ・ゼッケンナンバーは下地ゼッケン貼付スペースに極力大きく貼らなければならない。
  • ・セローやSL230などゼッケン貼付スペースが狭い車両の場合は、明確に視認出来るよう特に注意しなくてはならない。

AJNCCランキング  ランキングポイント  有効ポイント制


JNCC全日本.クラス別.XCランキング

  • ・JNCC全日本クラス別(XC)ランキングとは出場ライダーの成績を表す基盤となるもので、COMP-GP・FUN-GP・FUN-GPウーメンズ・キッズ & トライ の 4ランキングテーブルが、
  • シーズンを通じてJNCCサイトで公開いたします。
  • ・クラスランキングや昇格者を決めるための「クラス別ランキング」はJNCCランキングの基本となりますが、「総合では何位だったんだ?」という総合順位に応えることはできません。
  • クラス別ランキング位ポイントテーブル/LinkIcon

JNCC全日本.総合.XCランキング

  • COMP-GPと FUN-GPに大別し、それぞれの総合順位をシーズンを通じてJNCCサイトで公開いたします。
  • この「総合ランキング」は、スタート時のクラス時間差を差し引きますので厳密です。
  • 「総合ランキング」と「クラス別ランキング」のポイント付与は異なります。
  • 総合ランキング順位ポイントシート/LinkIcon

クロスオーバーランキング

  • ・技量別のJNCC全日本XCランキングとは別に、COMPGP・FUNGP のそれぞれの括りで、車両別・性別・年齢別・etc. のカテゴリーでも別賞典されるランキングシステムで、「一つのレースを行いながら複数のカテゴリーで評価される」というボーナス賞典を与えます。
  • ・クラス分けを 技量・車両別・性別 のいずれかに絞り込みをしなければならなかった従来と比較し、基本の技量別(クラス別・総合)ランキングとクロスオーバーランキングの双方を打ち出す事で、レースポリシーとして根幹となる「イコールコンデションでの競合い」を準じています。
  • ・クロスオーバーランキングのポイント付与は「クラス別ランキング」に準じます。
  • ・AAクラスはクロスオーバー賞典の対象外といたします。

ランキングポイント付与

  • ランキングポイント付与対象者は「クラス別ランキング」「総合ランキング」「クロスオーバーランキング」共に各クラス出走数の 80%までとします。 (小数点第一位を四捨五入)

同ポイント順位付け

  • ・シリーズ同ポイントの場合のランキングは 上位入賞・後開催・後開催ポイント高 の順に優先評価して、順位付けするものとします。

有効ポイント制

  • JNCCは出場ライダーの遠征負担軽減を目的として、2015年は「全7戦中 成績の良い6戦だけを評価する」という有効ポイント制としています。
  • ・有効ポイント制は「総合ランキング」を除き、「クラス別ランキング」と「クロスオーバーランキング」に適応されます。

AJNCC 固定ゼッケン制  昇格条件と規約


固定ゼッケン制2015年 改定)

  • JNCCは全レース全クラスで年間固定ゼッケン制としています。
  • JNCC固定ゼッケン制は資格条件を求められる AA A B FA FB と任意にクラス選択ができる他クラスに大別されます。
  • ・固定ゼッケン付与の方法は、昨年成績が高いものから若いゼッケン「 XX1〜」 が順に付与され、新規出場者はエントリー順にその後に続きます。
  • ・AA1クラスではAクラスからの昇格者 3名に #21・22・23 が付与されるので、このゼッケンは除かれAAランキング 21位には#24が付与され、
  • 以降はそれに準ずるものとします。
  • ・AA2クラスではAクラスからの昇格者 3名に #11・12・13 が付与されるので、このゼッケンは除かれAAランキング 21位には#24が付与され、
  • 以降はそれに順ずるものとします。
  • ・FAクラスではBクラスからのチャンピオン昇格者に #011 が付与されるので、このゼッケンは除かれSAランキング 11位には#12が付与され、
  • 以降はそれに順ずるものとします。
  • ・シリーズ参戦者が少ないクラスの場合、特例としてMUST昇格条件を見送る場合があります。

AA 昇格条件

  1. クラス別ランキングにおける Aライダー上位3名とする。
  2. クラス別ランキングにおいて、シリーズ中一度はクラス2位以上に入賞しなければならない。
  3. シリーズ中一度はCOMP総合12位以上に入賞しなければならない。
  4. クラス別ランキングにおいて、各大会平均 9,000K( 5位 )のポイントを計上をしなくてはならない。


A 昇格条件

  • ・クラス別ランキングにおける Bクラス5位以内の順位者(MUST昇格)


B 昇格条件

  • ・クラス別ランキングにおける1〜30位までの順位者(MUST昇格)


AA推薦出場

  • ・JNCC初出場の実績が無いライダーであっても、AAライダーの推薦を条件格条件を求められる AA・A・B・FA・FB クラス出場承認を検討します



FA昇格条件

  • ・クラス別ランキングにおける FBクラス シリーズチャンピオン(MUST昇格)


FB昇格条件

  • ・クラス別ランキングにおける FCクラス10位以内の順位者(MUST昇格)


WA昇格条件

  • クラス別ランキングにおける WBクラス シリーズチャンピオン(MUST昇格)


WB昇格条件

  • クラス別ランキングにおける WDクラス シリーズチャンピオン(MUST昇格)



FD to FC MUST昇格(MUST昇格)

  • ・任意クラス選択が可能な FDクラスであっても、10位以内の順位者は FCクラスに昇格しなくてはならない。
  • ・FDクラスにおいてシーズン中2度優勝したライダーは FC 1000ポイントが付与され、シーズン次大会より FCクラスへ昇格しなければならない。
  • (FDポイントは消失します)

Aエントリーにおける 先大会からの内容変更申告とペナルティ ニックネームでのエントリー禁止


エントリーにおける 今期先大会からの内容変更申告と ペナルティ

  • ・今期シーズン中先大会とエントリー内容が異なる場合、申込書や申込ページの変更欄に必ずチェックをしてその旨を知らせなければなりません。
  • ・そのチェックによる申告が無かった場合全てのランキング集計が狂う事になり、無申告者は失格扱いとなりランキングポイント付与を得る資格を失う場合があります。
  • 正式エントリー後 競技車両を変更する場合、その変更した内容を大会1週間前までに必ず申告して下さい。 その申告が無かった場合クロスオーバーランキング集計が狂う事になり、
  • 無申告者は失格扱いとなりクロスオーバーランキングポイント付与を得る資格を失う場合があります。


ニックネームでのエントリーを禁止します

  • 例外なくニックネームでのエントリーを禁じます。

A入場パスとなるリストバンド  大会受付  車検  ライダースブリーフィング


入場パスとなるリストバンド

  • ・入場パスとなるリストバンドは大会受付時に渡します。
  • ・COMP-GPライダーには同行受付を条件として、受付時にサポーター用リストバンドを1枚提供いたします。


大会時受付

  • ・前日土曜日の 16:00 からと、大会当日 06:00 からの2回行われます。
  • ・大会出場競技者は例外無く受付時に、各種誓約書と既往歴通知書を提出しなければなりません。
  • ・当日エントリーは行いません。


車検

  1. 車検とは整備不良による競技規則に抵触する車両があった場合未然にそれを指摘するシステムであり、競技車両の整備的安全管理自体はライダー自身が責任を持って行うべきです。 よってJNCCは出場ライダーに時間的余裕を持たせる事をも目的に、入門初級クラスの「FD」「WD」「キッズ & トライ」を除き車検を行いません。(25年以上選手権を行っているUSA-GNCCでも車検はありません)
  2. 車検対象者の受付と車検はセットで行われ、まず受付を済ませてその後速やかに車検を行わなければなりません。
  3. 車検非対象車両であっても、競技役員はスタートラインや様々な箇所にて競技車両への監視を行います。
  4. 車検対象外クラスへの出場車両であっても、異種エンジンの乗せ替えや異種フレームの差替えを行っている競技車両は毎大会車検を受けなければなりません。


ライダースブリーフィング

  • ライダースブリーフィングはそれぞれレースのスタート直前に行います。
  • ・大会における重要事項伝達は本部のモニターやディスプレーで告知し、またライダースブリーフィングやアナウンスでもカバーします。
  • ・来賓祝辞はスタート前に行います。

A全ライダー強制加入となる「スポーツ安全保険」


JNCC & WEX スポーツ安全保険

  • ・財団法人「スポーツ安全協会」が取扱う 非常に割安で補償の充実した素晴らしい安心傷害保険です。
  • 年間¥1850(中学生は¥800)の掛け捨て保険で、保険期間は4月1日からいつ加入しても 3月31日までとなります。
  • JNCC・WEX・STEER-XCスクール・JNCCフリーライド・JNCC試乗会 等、往復路を含むJNCCの活動全てが保険対象 になります。
  • 但し、JNCC関連に特化した保険なので、同じ「スポーツ安全保険」であっても JNCC以外の競技は保険対象になりませんので、ご注意ください
  • 自宅から会場までの往復路での怪我も対象になります。
  • 大会当日の入会・入会は出来ません。 必ずシーズン初回エントリー時に加入して下さい。
  • ・負傷した場合 必ず大会当日保険に向けた申告をして下さい。 後日では受傷証明が困難になり保険対象外となる場合があります。
  • スポーツ安全保険/LinkIconあらまし/LinkIcon

AJNCC「公認タイヤ制」



JNCC「公認タイヤ制」

  • JNCC「公認タイヤ制」とは「野山」「ゲレンデ」「牧草地」「ウッズ」「ガレ」「林道」「谷地」「川渡り」「MXコース」など様々なセクションが入り混じり広大なエリアを走る XCにおいて、タイヤ選択のミスにより危険が生じないよう、また特定のセクションに特化した高性能を打ち出したタイヤ故に他のセクションで危険が生じてしまうことがないよう、JNCC出場と公道となる林道併用使用に向けて、安全に反映する適切なオールラウンド性を求めるもの です。 また 広大なコースでパンクをしても問題なく帰還できる性能を有する事も必須条件とし、遭難に備えます。
  • レースは自己責任だからどのようなタイヤを使っても構わないだろうという考えもあるかもしれませんが、JNCCの場合エントリー数が多くそれに比例して年齢的間口も広く老若男女が参加してくれているわけですが、危険を承知でコースにマッチしないタイヤを使用するならまだしも、そういった情報を知らずに、コースの傾向によっては危険になりうるタイヤを全く認識なく使用される方もかなりいるわけで(公道となる林道併用使用も視野に入れています)、JNCCはそのようなレース情報を十分に持ち得ない新規参入者や初中級者を守る使命があると自負しており、そういう方にこそ JNCCに特化した「公認タイヤ制」が生きるわけなのです。
  • この制度の発端となったのは「ガレ用に特化して素晴らしいパフォーマンスが得られるタイヤ」が発売され、このタイヤが「ジョニエル-G 爺ケ岳」のガレクライムに向けて、参戦者に多く用いられるようになった事でした。 このタイヤは当然XCのような様々な状況下で走る事は想定されてなかったものの爺ケ岳での走行にはそれほどの問題は無かったのですが、次戦となる直線林道がハイスピードになる「スプラッシュ月山」では「高速時に異様な挙動を生じる」という声が聞かれるようになり、またタイヤウォールが非常に柔らかいせいで「パンクをするとその後の走行が出来なくなる」という声も寄せられました。
  • 本来このタイヤはこのような高速走行は想定しておらず(メーカーからは禁止されている)、ガレでのグリップを重視して製作された特殊なものでしたのでタイヤ自体には問題はありませんでしたが、「ジョニエル-G 爺ケ岳」での使用者が増えた事でそのまま「スプラッシュ月山」にも連続使用するライダーが増え、このタイヤでは危険走行となってしまう、メーカーからは禁止されている高速走行を多くのライダーがしてしまうという事態が問題となっていったのです。 また JNCC参戦者の中ではレース後公道の林道走行でも併用する方も多く、この点においても安全上黙認してはおけない状況になっていきました。
  • 今件ではタイヤ本来の使用目的とは異なるから、この評判が良く優秀なタイヤであっても 単に「JNCC使用禁止」としても良かったのですが、JNCCとしては多くのライダーが支持しているタイヤを単に排除する事はライダーにもタイヤメーカーにも不利益だと考え、それなら様々なシチュエーションを走行する JNCCに向けて問題が生じないよう JNCCバージョンとして改良(?)していただき、問題視されることなくJNCCに向け販売されませんか? と提案したのが「公認タイヤ制」に向けた働きの第一歩であり、特定のセクションに向けて制作されたタイヤをオールラウンド性を必要とする JNCCで使用する場合や、最近著しく増加しているあまり素性の分からない新規海外タイヤメーカーの製品検証には、 JNCC使用での安全に向け特に注意を払っています。(*このガレ用軟質タイヤはその後 JNCC公認制により公認タイヤから除外されましたが、直後に JNCCに向けた改良品が公認登録され現在に至っています。)
  • 一方 公認タイヤの中には「ガレ用に特化して素晴らしいパフォーマンスが得られるタイヤ」、すなわち軟質系のタイヤであり前述したJNCCより改良要請が成された製品と似ている製品であっても、JNCCによる改良要請が入らないで公認登録されている製品が数種存在します。 これらは現在のところ一部のライダーにしか使われず、しかも使用しているライダーは「高速走行では危険が伴う」という製品の性格を承知して使用していると判断し、危険を承知で使用するのであればその危険度は下がるであろうという考え方です。 しかし、このタイヤが前述したタイヤのように多くの支持と人気を博し誰もが使用する事態になれば、規制対象になることは明白であり、前述タイヤと同様の扱いになります。
  • なお、説明が不十分で知れ渡っておりませんが、JNCC公認タイヤ登録製品の選出に関してはメーカーと輸入代理店に一任するスタンスを取っており、JNCCが選出するわけではありません。 JNCC公認タイヤは、公認タイヤ契約を交わしたタイヤメーカーと輸入代理店が JNCC使用に向けた製品であり、なおかつ日本マーケットにおいて供給も含め責任を持って販売出来る製品が条件となります。 そして、その選出はJNCCではなく全てタイヤメーカーと輸入代理店が行います。 よってこの初段階では公認タイヤ選出にJNCCは関与することはありません。  JNCCが行うの事はこの選出されたタイヤを確認し、もしJNCC使用において危険視されるようであれば精査をし、問題が残れば「公認タイヤ制」に基づき「改良要請」や「公認拒否」通達を行い、JNCC出場と林道などの公道併用使用に向けた安全性を保つのです。
  • JNCCの「公認タイヤ制」はタイヤシェアの規模に合わせて、他の自発的にJNCCを支えて下さっている多くの企業様と同内容の協賛契約(*対価と言っては語弊があるかもしれませんが、ご協賛に見合ったJNCCアイテムの利用や様々なサービス提供をさせていただき、多くのご協賛各位がメリットを得て下さっています。)を行っていただく事を条件に、「公認タイヤ制」を施行する上で生じる「製品調査や毎大会での実態調査などの人件費費用」は無償とさせていただいています。 よって「公認料」などというものは存在しませんので、ご安心ください。
  • 2017 JNCC公認タイヤリスト/LinkIcon

競 技 規 則

B1パドックポリシー と トランスポーター乗合い  一般ピット と WORKSピット


パドックポリシーと トランスポーター乗合い

  1. 2015年よりパドック着車の方針を「立地条件の良いパドック順に一つづつ完全埋め尽くし」といたします。 これはスキー場駐車場と同じ方針であり、パドック着車は警備員の指示により到着順に端から詰めなければなりません。
  2. 未到着車に向けたパドック取りを禁止します。
  3. パドック通路の幅員は6m前後と余裕がありません。よって通路妨害にならぬよう対面パドックと調和を計り、テント張りは極力自粛して下さい。
  4. 乗合無し車のテント張りは厳禁します。
  5. もしどうしてもテント張りをしたい場合は、自身に割り当てられた1パドック内で完結できるよう、2.5 x 2.5m サイズにした上でトランポを小さくするか、また隣りパドックにに張り出す場合は必ずお隣の許可を得て下さい。
  6. 爺ケ岳ラウンドなどパドックキャパシティ限界になる大会では、「5台以上の競技車両を1テントに収める」ような合理的なスペース利用で無い限り、テント張りを厳格に禁止いたします。 
  7. 出場ライダー向けのパドックエリアオープンは大会前日土曜日の午前10時となります。 よってそれ以前にパドック着をしてもトランスポーターの移動を命じられますので、ご注意ください。
  8. JNCCは慢性的なパドックエリア不足を補うため、また遠征時に安全のためドライバー交代が出来るよう、トランスポーター乗合い出場を強く奨励しています。(乗合いとはトランポ1台に複数競技車両を搭載する事)
  9. AAシングルを除きパドック区画に収まらないサイズのトランスポーターを持ち込む場合、また乗合い無しでトレーラーを利用する場合は、早く到着してもパドック着が遅らされる場合があります。これらの車両は必ず事前通達を行って下さい)
  10. パドックには来賓エリアとJバザーエリア、そしてAAシングル パドックが優先されて設けられます。
  11. パドック内(駐車場内)において複数及び集団での飲食やミーティングを前夜土曜の23時から翌朝5時まで禁止とし、またその間 発電機など騒音を発する機械の使用を禁じ ます。
  12. 大会前日の夜間(19 : 00 ~ 翌 6 : 00)においては警備員だけとなり大会スタッフはいなくなります。
  13. 大会前日のパドック泊は可能です。 但し、個人的に発生させたゴミはいかなるものであっても必ずお持ち帰り下さい。
  14. 競技車両多数を有するチームであっても、複数のテント張りを希望する場合は事前にJNCCから許可を得なければなりません。
  15. 競技役員と許可された報道関係者を除き、パドックとコース内は 移動用バイクの使用を禁止 します。








一般ピット

  1. ピットエリアの広さは限定され、出場車両がピット作業を行うスペースが不足する場合も想定されます。 よってピットエリアの使用は譲合いの精神で、極力小スペース使用を心掛けて下さい。
  2. ピットエリアを確保出来なかった場合、また利便性をパドック内のトランスポーターに求める場合、レース中パドックには無防備な観客と行き来する競技車両とが混在しますが、この際 競技車両は観客の安全を第一に最徐行しなくてはなりません。 またその場に観客がいなくても「最徐行」は同様です。 よってこの規則に違反したライダーには、パドックの観客を守るという見地から厳格なペナルティが課されますので、注意してください。
  3. ピットエリア開放時間はキッズ & トライが 6 : 30」「FUN-GP が 8 : 15」「COMP-GP が 11 : 30」としますが、大会進行の都合により変更になることがあります。
  4. ピットエリア解放時間以前にレース備品等によりピット取りをした場合、その備品等はピット外に撤去されることがあります。
  5. ピットインを予定していながらピット入口を見逃してしまった場合絶対に逆走となる戻りをしてはなりません 違反した場合「失格」ペナルティが課される可能性が大です。
  6. キッズ & トライのピットは次レース FUN-GPとの混同を避けるため「ワークスピットエリア」を使います。
  7. ピット内での忘れ物や盗難には充分ご注意下さい。



WORKSピット

  1. スピード差による交錯ヒットを防ぐため、トップライダーであるAAシングルなどとサポート契約を交わしてるメーカー等を対象にマシンメーカーだけに限定はされません、そのメーカー等が「安全に整然としっかり管理をする」という条件で、一般ピットとは別の場所に「3 X 6 テント」を張れる WORKSピットエリア を与えます。原則的に1社テント一張り
  2. WORKSピットの設置位置はサポートする筆頭ライダーのクラスとゼッケン順が優先され、土曜11時までに決定されなければなりません。タイムオーバーの場合は JNCCによる位置決定となりその後の変更は不可となります)
  3. 土曜の試乗会は WORKSピットを併用利用します。
  4. 3名以上の利用を条件に、「キッズ & トライ」と「FUNGP」での利用も可能とします。
  5. WORKSピットを使用するライダーのピット作業環境は向上しますが、一方の一般ピットも WORKSピットへトップライダーが移行する事により、ピットの殺伐感が減少し安全性が向上するなどの大きなメリットが生じ ます。
  6. キッズ & トライでは次レース FUN-GPとのピットエリア混同を避けるため、ワークスピットエリアを使います。




B2JNCC公式フラッグ  採用コースサイン  RACEコース


JNCC公式フラッグ

  • 赤旗ーーーーーーーー 全員走行停止・スタート時やり直し
  • 黒旗ーーーーーーーー 示された競技車両は即刻停止
  • 黄旗(静止)ーーーー 危険予告・減速
  • 黄旗(振り)ーーーー 徐行、安全確認、追い越し禁止
  • 緑旗ーーーーーーーー レーススタート時におけるコースクリアを示す為に使用される
  • 白黒チェッカー旗ーー レース終了
  • 日章旗ーーーーーーー  スタート合図
  • 白旗ーーーーーーーー 救護旗・救急車両進入


採用コースサイン

  • 220 x 140cm の 白地に赤文字矢印コースサインを基本に使用し、広大なコースには準じた大コースサインを用意します。
  • ミスコースには WRONG(間違い)の頭文字Wを示したコースサインを用います。


RACEコース

  1. レースコースとはレース標識(コーステープ・コースサイン等)で区別化されたレースが行われる特別なエリアです。
  2. レース当日は無用にレースコース内に入る事を禁じます。
  3. 周囲の状況から レースコースを判別出来る個所は、レース標識を用いない場合が あります。
  4. レース中は出場ライダーと大会役員そして許可された報道関係者以外の立ち入りは禁止されます。 尚 やむを得ずコース横断をする場合は 走行中の競技車両の走行をけっして邪魔する事がないよう、またしっかりした安全確認を行い充分なマージンをとり 決して走行中の多くの競技車両から目を離してはいけません。 そして速やかに横断しなくてはなりません。
  5. レースコースを形成するコーステープの種類は「青/白」「赤/白」「スポンサーテープ」 の3種に大別され、逆走を防ぐため進行方向に向かい「青/白」 が左 、「赤/白」が右 、にと定め 張られます。 但しコースカットが生じるなど 緊急性が求められる際には、逆使用も想定されますので青/白」 左 、「赤/白」右 が絶対とは解釈しないで ください。
  6. 原則的に「コースクイ1本でもショートカットしたらペナルティ」が課され、このような場合ショートカット後1周以上走ってしまうことが多いので、ペナルティは概ね1周減算となります。
  7. 重大事故に直結する逆走」は厳罰とし違反した者は直ちに失格 とします。 また何度も繰返す競技者は一定期間出場停止とします。



B3コース下見の推奨

  1. キッズ&トライ・FUN-GP・COMP-GP を問わず、公式練習を行わないXCにおいてコース下見のメリットは計り知れません 競技に向けて また余裕と安全を得るためにも、前日のコース下見を強く推奨します。
  2. 大会当日着でコース下見に時間を割けそうにない場合であっても、是非スタートから第5コーナーまでの下見を行って下さい。 これだけなら短時間で済ませることが出来、レースにおいて非常に重要となるスタート時においての余裕と安全性を高められます。
  3. マウンテンバイクを用いての下見は事前に JNCC本部の許可を得なければなりません。可能なコースと不可能なコースがありまた安全上諸条件が課されます)


B4スタート

  1. スタート列順はスムースなレース進行と安全性を考慮して技量の高い順にスタートする方針とし、全3レース共に各クラスを 20〜40台の列に分け、クラス毎の一斉スタートとします。
  2. 第一コーナーの幅員が狭かったり角度が急な場合、同一クラスでも一列毎に分割スタートを行う場合があります。
  3. 20台に満たないクラスは、複数クラスをまとめて一斉スタートさせることがあります。
  4. ウェイティグ時間のスタート時差は減算され計測に反映されるので、総合成績に不公平は生じません
  5. スターティンググリッドへの進入順位は、各クラス共にゼッケンの若い順とします。
  6. 集合時間や招集アナウンスの呼掛けに遅れた者は、スタート順の権利を失います。


スタート順と方法・キッズ & トライ

  • JH-Mini・SK-Mini・トライ-Men・トライ-Women の順に「ヘルメットタッチ」エンジンスタート方式で一斉スタートをします。


スタート順と方法・FUNGP

  • FA・FB・FC・WA・WB・WD・FD の順に「ヘルメットタッチ」エンジンスタート方式で一斉スタートをします。


スタート順と方法COMPGP

  1. AAクラスのみ「エンジン停止からの一斉スタート」とします。
  2. A・ B・R クラスの順に「ヘルメットタッチ」エンジンスタート方式で一斉スタートをします。
  3. A・ B・R クラスのエンジン始動は、AAクラスのスタート時を合図とします。
  4. クラスを問わず 足置き台の使用は禁止します。



B5レースの成立  レース時間短縮  一旦中止中断 再スタート 救助車両


レースの成立

  1. レースはスタートから競技時間の50%を経過した時点で成立し、それ以降何らかの事情により中止する場合はチェッカーフラッグは不要とし、その時点での計測データにより順位は決定されます。
  2. 死亡事故やそれに準ずる重大事故等があった場合、その時点で大会を中止する場合があります。 このような場合には50%の時間経過がなくてもレースは成立し、その時点での計測データにより順位は決定されます。



レース時間短縮

  1. 悪天候や気象の急転、そして復旧が不可能で深刻なスタックポイントの発生等により予告無くレース時間を短縮する場合があります
  2. レース時間短縮の際、全ての出場ライダーにその旨を公平に伝える事は不可能です。 故にいきなり見掛け総合トップライダー(スタート時間差を反映させないトップライダー)にチェッカーフラッグが振られレースの終了となる場合もありますが、これは XCの特徴と解釈しレースのプランニングをして下さい。



レース 一旦中止中断 再スタート 救助車両

  • スタート直後のクラッシュや集団ミスコース そして重大事故等によるケガ人救出などにより、レースを一旦中止中断する場合は以下の方法で行います。
  1. スタート直後の集団クラッシュなどによりスタートラインから見通せる範囲で公平なレース続行が不可能と判断した場合、赤旗により一旦レースを中止する場合があります。 再スタートはおよそ15分以内に行われ、ライダーは極力当初のスタート位置からスタートする事とします。 この場合レース時間を短縮する事はありません。
  2. 1周目スタートラインから見通せない場所で、先行者のコースカットやミスコースにより出場者の20%以上のライダーが悪意無く引きずられ同じミスをしてしまったと競技委員長に判断された場合(この時点で競技委員長が20%ミスコースという裏付けある正確な情報を得るのは不可能な為状況判断により行います)など、正常なるレース続行が不可能とし一旦レースを中止する場合があります。 この際 再スタートは極力本来のスタート位置からとしますが、競技委員長の判断によりレース時間が短縮される場合があります。
  3. レース中怪我人救助等のために救急車両がコースインした場合レース中のライダーよりもその救助車両が最優先されます。 救助車両と遭遇したライダーはその走行を妨げないよう「一旦停止・徐行・端寄せ」などを適切に行い救助車両をやり過ごさなくてはなりません。(但し いかなる場合であっても逆走は厳禁!)
  4. 救急車両の 横側に2.5m以上の幅員余裕 がある場合は、救助車両の進行と安全を妨がないよう厳重な注意を払いながら「徐行を条件にパス」する事が出来ます。 
  5. 救助車両には白旗掲示の義務がありますが 緊急の場合 白旗掲示が行われない場合もあり、その場合であっても救助車両の最優先権は変わりません。
  6. レース中重大な事故等の救護活動を行う場合レースを一旦中断する場合があります。 レース中断は競技委員長の指示により適時にコース上の1地点で行なわれ、大会役員の指示の下、競技ライダーはその地点への到着順にコース左端に整列待機をしなければなりません。 再スタートは大会役員の指示の下「待機順」に行います。 
  7. 救護活動によるレース中断の場合、原則的に中断中もレース時間としレースが延長される事はありません。



B6L1 表示 と チェッカーフラッグ  レース時間  チェッカー待機  ピットエリア閉鎖なし

L1 表示 と チェッカーフラッグは 見かけ総合トップに

  • レース時間を決定する「 L1表示」と終了を告げる「チェッカーフラッグ」はスタート時間差を反映させない「見掛け総合トップライダー」に振られますが、公式リザルトの総合では時間差が正確に反映され差し引かれます。

レース時間を決定する L1 表示は「SEIKOスポーツタイマー」を基準に

  • トップライダーがウェイティングによりラスト1周を厳密にコントロールが出来るよう(違反ではありません)、ライダーがダイレクトに視認できる「SEIKOスポーツタイマー」の表示を基準にいたします。

キッズ & トライ(競技時間およそ/70分

  • 50分経過後の総合トップへ「ラスト1周表示」が出され、1周後の総合トップにチェッカーが振られゴールとなります。(周回数がカウントされるチェッカーフラッグ振り時間は:15分


FUN-GP(競技時間およそ/100分

  • 75分経過後の総合トップへ「ラスト1周表示」が出され、1周後の総合トップにチェッカーが振られゴールとなります。(周回数がカウントされるチェッカーフラッグ振り時間は:20分


COMP-GP(競技時間およそ/3時間

  • 2時間30分経過後の総合トップへ「ラスト1周表示」が出され、1周後の総合トップにチェッカーが振られゴールとなります。(周回数がカウントされるチェッカーフラッグ振り時間は:30分



チェッカー待機

  • 「ラスト1周表示」が出された際、悪コンディ ションや疲労困憊などにより「最終周走行に自信が無くなったり周回数がカウントされるチェッカフラッグ振り時間以内に戻ってこれる自信が無くなった」場合、計測ゲートの手前にピットエリアがある場合は優勝者にチェッカーフラッグが振られるまでピット待機し、その後にチェッカーを受けることが望ましい。
  • ・一方 計測ゲートの後方にピットエリアがある場合は計測ゲートを通過した後直ちにピットインをし、そのままピットからパドックに戻りチェッカーフラッグを受けないでレースを終了することが望ましい。(JNCCはチェッカーを受けなくても失格にならないので不利益はありません)



ピットエリア閉鎖なし

  • レーススタートからチェッカーフラッグが振り終わる終了時まで、ピットエリアが閉鎖される事はありません。 よって優勝者へのチェッカーフラッグと連動しピットエリアが閉鎖されることはありません。

B7競技者レース成立条件  リザルト発表  抗議  HOTTESTアワードと 表彰式人員枠


競技者レース成立条件

  1. JNCCでは完走という概念は無く、1周の計測さえ行われればリタイヤにはならず成績は正式に発表されます。
  2. JNCCにおけるチェッカーフラッグの意義は完走の証ではなく、優勝者を示すパフォーマンスと最終周をカウントする条件です。
  3. 成績順位的見地から見れば、チェッカーを受けても受けなくても大差はありません。単に周回数が1周異なる事と、チェッカーを受けられなかった者同士における無効最終周の順位変動が反映されないだけになります。



リザルト発表

  1. リザルト発表はまず暫定成績が発表され、その後 60分間の抗議受付時間を経て確定正式発表 とします。
  2. 表彰式はリザルト暫定発表から確定までの60分を待たずに進行します。
  3. 正式リザルト発表後の抗議は受け入れられず、後にその抗議が正当なものと証明されても覆る事はありません。誤った暫定リザルトが発表された際は、それを「規定時間内に抗議して正すこともXCレースの特徴」であると理解して下さい。
  4. 2015の時点で世界最高レベルの計測システムを採用している JNCCですが、機器を使用しているかぎり絶対は無く不測の事態により当日リザルトを発表出来ない可能性もあります そしてもしそのような状況に陥った場合は、リザルト発表の早さよりも正確なリザルト発表を行うことを最優先」して、時にはリザルト発表に数日かかることも想定されますがご理解下さい。



抗議

  1. リザルト裁定に対し異議がある場合は、JNCCで用意する異議申立書に抗議内容を明記し供託金1万円を添えて異議申し立て行うことが出来ます。
  2. 供託金は抗議内容が認められた場合に返還されますが、認められなかった場合は没収されます。
  3. 正式な手続きにより抗議が為された際には、JNCCは速やかに審査委員会を招集し抗議に対する審議を行ないます。



Hottestアワード表彰式と一般表彰式

  1. JNCCでは「レースの興奮が冷め切らないうちにウィナーを表彰する」という目的で、優勝者がチェッカーを振られてからおよそ15分後に各クラスウィーナーを一同に集結させて競技車両と共に「Hottestアワード」表彰式を行います。
  2. 「Hottestアワード」は キッズ & トライ を除く FUN-GP・COMP-GP で行われ、COMP-GP の AAクラスにおいては2位と3位の入賞者も一緒に表彰されます。
  3. 一般表彰式は「Hottestアワード」終了後直ちに行われ、全クラス共に 10位までを上限とし出走台数の30% (小数点第一位四捨五入)まで表彰されますので、表彰ライダーはパドックに戻らずにウェイティングエリアで待機して下さい。
  4. 一般表彰式の順番は原則的に速いクラスからの順(スタートクラス順)になります。
  5. クロスオーバー表彰は表彰式の最後に、各クラス1位のみ 一括表彰いたします。
  6. キッズ & トライの表彰式はFUN-GPと合同で行い、FUN-GPの前に行います。




B8ペナルティ


失格

  • 直ちにレースコースより退場しなければなりません。
  1. コースの逆走ピット入口を見逃して戻ることはその距離にかかわらず明らかな逆走です。起こりやすいケースなので十分注意して下さい。走行困難な上り坂において登坂に失敗した場合において、一旦下り再チャレンジする場合の逆走は唯一例外としますが、最徐行を条件とし正回り周回者を絶対優先としなければなりません。
  2. レース中サイレンサーを脱落させそのまま 大音量でレースを続行した場合(脱落地点から修理をするピットまでの走行は、音量を上げないよう努めて徐行することを条件に騒音規制に抵触させないとします)
  3. 競技役員の指示に従わなかった場合。
  4. 示された公式フラッグに従わなかった場合。
  5. 車検後 無許可での車両入れ替え。
  6. ライダー変更。
  7. 怪我や病気、またその他の事情によりにより競技委員長が競技継続困難と判断した競技者。
  8. 薬物やアルコールを摂取している競技者。


失格または1周減算

  1. コースショートカット(原則的にコースクイ1本でも1周減算としますが、状況によって競技委員長の判断により軽減される場合があります)
  2. 騒音規制の違反が顕著な場合。
  3. レース中、パドック内で徐行を怠った場合。
  4. レース中、ピットエリアで徐行を怠った場合。
  5. レース中、火器使用等の危険行為を行なった場合。
  6. レース中、観客から明らかに公平性を欠いた援助を受けたと競技委員長から判断された場合。
  7. スタート時、フライングを2度繰り返した場合。
  8. 完全ガス欠停止時を除きピットエリアとパドック以外でガス給油を行った場合。
  9. 正当な理由による着地点の安全が確認できている場合を除き、着地点が踏切まで見えないブラインドジャンプにおいてそのジャンプに続く平坦地以遠までリヤタイアが飛んだ者。(崖など自然のブラインドジャンプも同様)
  10. フラッグオフィシャルが配備されていないテーブルトップジャンプにおいて、テーブルより遠くまでリヤタイアが飛んだ者。


1周減算

  1. 故意に他のライダーの走路を妨害した場合。
  2. 競技中に、正当な理由なくコース上に停止し続けた場合。
  3. ウォーミングアップ停止後、競技役員の許可なくエンジンを始動させた場合。
  4. スポーツマンシップに反した行為を行なったとオフィシャルに判断された場合。


ウェイティングペナルティ

  1. JNCCが2011年より施行推奨してきた「聴感音量測定」3人の聴感測定委員の聴感によって音量規制値に抵触するか否かを裁定する手法であり、機器使用による音量測定法と比較すると具体的な数値を示せないという曖昧さが否めませんが、反面 騒音被害的見地において会場の騒音をコントロールしやすいという現実的で大きなミリット あります。
  2. ウェイティングペナルティとはJNCC 2015「聴感音量規制」に抵触した競技者にピットエリアでウェイティング(待機)課すペナルティ」で、昨年より若干厳しくなります。
  3. このウェイティングペナルティを科せられた車両であってもレース中に音量軽減修理をする必要はありません。このペナルティはあくまでも 次大会以降での抑止力効果を狙ったもの であり、2015年 95db 聴感音量規制に 向けた意識改革を促す目的のものです。
  4. 「聴感音量測定」による ウェイティングペナルティは違反程度の低い車両を対象 にしており、深刻な騒音規制違反に対しては通常ペナルティの「失格 or1周減算」で対応したします。
  5. ウェイティングペナルティ時間は 2分 4分の2種 とし、抵触者に2分間、やや深刻な抵触者に4分間 課されます。
  6. 騒音規制抵触車両へはピットエリア前方で聴感測定委員がピットエリア進入を命じ、抵触車両は直ちにピットインをしなければなりません。
  7. ウェイティングペナルティ中は燃料補給やピット作業等の一切の活動は禁止」され、また 競技者と競技役員以外が競技車両に触れる事も禁止 します。(競技者も水分補給やゴーグルの手入れ等一切が出来ません)




B9スタックスウィーパー制  スタック救出ポリシー  フラッグ競技役員ポリシー


スタックスウィーパー

  1. JNCCはスタックライダーを観客が救援出来る「スタックスウィーパー制」を認めます。
  2. これはXCを誕生させ一方で世界最高峰XCシリーズといわれるUSA-GNCCで伝統的に行われてきたものです。 「スタックスウィーパー制」天候で大きく左右されるXC競技の脆弱性を補いコースレイアウトを発展させ、また出場ライダーのリタイヤを減少させ ライダーとスィーパー(救援する観客)の素晴らしい連帯感を生み出しながら、レース文化の発展に大きく寄与するものと期待されます。
  3. スタックライダーにとって非常にありがたい存在のスタックスウィーパーですが、出場ライダーほどは競技規則に精通していないく不注意であったりラインを塞いでしまう場合が想定されるので、出場ライダーはその挙動に十分注意をして事故が無いよう注意を怠ってはなりません。



スタック救出ポリシー

  1. スタックポイント(渋滞箇所)において、競技役員は「良好なレースコンディションを維持する目的で走行可能エリアを確保しようとスタック車を排除(救出)する」ことがありますが、渋滞に至っていない場合は基本的にスタック者救出を行うことはありません。



フラッグ競技役員ポリシー

  1. フラッグ競技役員の役務は「転倒があった場合などに後続競技者にそれを知らせ2次事故を防ぐ」事なので、転倒が深刻な場合などを除き、持場を離れて転倒者を救出することはありません。
  2. フラッグ競技役員は、競技者転倒の際に周辺観客に救出要請をする事があります。





B10医療体制

  • JNCC & WEX では全大会において救急救命チームを配備し、迅速な救命活動を 行っています。
  • また 少しでも懸念がある受傷者に対しては万が一を念頭に躊躇なく救急車を要請 しますが、JNCC & WEX の方針ですのでご理解ください。
  • 救急車を要請した場合は 必ずセットでパトカーも来場 しますが驚かないでください)
  1. 軽傷の場合は救急救命チームが手当てを行ない、重傷や軽症か重傷かの判断がつかない場合は救急車を要請します。
  2. JNCC & WEX では レース負傷者の病院搬送を行ないません が、最寄り病院情報を提供します。 尚 病院へ行く際は 必ず事前連絡をして受け入れ確認を得てください。



競技車両規定  ライダー装備  騒音規制  著作肖像権

C1競技車両規定  出場必須パーツ  公認タイヤ  各種パーツ

競技車両規定

心掛け

  • 競技出場に向けて新車中古車を問わず念入りで充分な整備を行なわなければならない。 また消耗部品は早めの交換をすることが望ましい。


車両改造

  1. 鋭利な仕上げ・破損・欠落・耐久性欠如・等、危険と判断される改造は、認められない。
  2. 危険改造禁止を念頭に置き、安全な部品として考慮製作された部品の交換は自由とする。
  3. 新車時より排気音が大きくなる改造は、認められない。
  4. 車検対象外クラスへの出場車両であっても、異種エンジンの乗せ替え異種フレームの差替えを行っている競技車両は、毎大会車検を受けなければならない。



出場必須パーツ



出場条件となるハンドガード

  • JNCC出場車両はハンドガード装着を条件とし装着無き車両は失格とする。 但しそのタイプと形状は問わない。(WEXは対象外)



公認タイヤ



JNCC公認タイヤ

  • 最近の新タイヤではライダーメリットがありながらも個性が著しく、基本性能の面でやや問題視される製品や流通が潤沢ではなく一部のライダーしか入手出来ない製品が見受けられましたが、それらの管理を行い又メーカーに働きかけをして製品の基本性能を安全水準まで向上していただく事などを目的に、JNCCは2014年より「JNCC公認タイヤ制」を施行しています。 よってJNCC出場車両は「公認タイヤ」装着を条件とし装着無き車両は失格とします。
  • ・・認タイヤリストLinkIcon


各種パーツ


サイドスタンド

  • XCレースにおいてにサイドスタンド着用は様々なメリットがあるが、一方で可動式故の転倒時の飛出しなどで大きな怪我を負いやすいというリスクがある。 よってサイドスタンドは 毎レース充分な点検整備を行なわなければならない。


サイレンサー

  • サイレンサーは純正品を推奨する。「聴感音量規制」に抵触する可能性が多大な アフターパーツの採用は「ウェイティングペナルティ」のリスクが高い ことを承知しなければならない。


ハンドルバーパッド

  • ハンドルバーには安全のためバーパッドを付けることが望ましい。


クラッチとブレーキレバー

  1. クラッチレバーとブレーキレバーの先端はボール状でなければならない。
  2. 例外として、XCに不可欠なハンドガードを装着する際レバーが長すぎてハンドガードに収まらなくなることがあるが、その際は安全を考慮して 切除面を丸めることを条件に レバー先端のボールを切除することを認める。


アクセルコントロール

  1. アクセルコントロールは、手を離した時に自動的閉じるものでなくてはならない。
  2. 有効な エンジンキルスイッチがハンドルバーに取付けられてなければならない。


フットレスト

  • フットレストは 可倒式で自動的に元の位置に戻る仕組みに なっていなくてはならない。


タイヤ

  1. タイヤは MX用・XC/エンデューロ用・トライアル用 のいずれかの「JNCC公認タイヤ」を用いなくてはならない。
  2. タイヤに滑り止めスパイクや特殊チェーン等を取りつけることを禁止する。


ゼッケン

  • ゼッケンは「ゴシック」「太字」「ゼッケンプレート一杯の大文字」とし、ゼッケンプレート共に各クラスに指定されたカラーにしなければならない。


保安部品

  1. 公道走行車の 保安部品は極力取外し、鋭利になりやすい取外し跡は厳重に検証し、更なるテーピングを施し 安全性を確保しなければならない。
  2. ナンバープレートとバックミラーは非常に危険 なため、例外無く取外さなければならない。
  3. ヘッドライト・ブレーキランプ・ウィンカーの灯火類は、レンズの破損飛散防止テーピングをしっかり施す事を条件 に、取外さなくても良い。






C2ライダー装備

  • 深刻な事態を引起す熱中症の予防と安全で快適なレースを行なう為、水分補給器の携行を強く推奨します!
  • JNCCでは環境保護の見地からゴーグルティアオフ(捨てレンズ)の使用を厳禁します!

  1. ヘルメット・ゴーグル・長袖の上着・長パンツ、そして革か同等以上の性能を持つ手袋とブーツを着用しなければならない。
  2. ブレストガード・エルボーガード・腰椎ベルト 等の着用が望ましい。
  3. 深刻な怪我が想定される頚椎を保護する為「ネックプロテクター」の着用が望ましい。
  4. ヘルメットはジェット型かフルフェイス型のもので、スネル2000規格以上もしくはMFJ及びFIM公認ヘルメットを着用しなければならない。
  5. ガラスを用いたゴーグル使用は一切禁止する。
  6. 「コスプレ」「ぬいぐるみ」「タオル」「たすき」等、競技に不適切なウェアを着用してはならない。(WEX-40ミニッツを除く)




C32015年 騒音規制 と 聴感測定法 聴感測定方の実際

2015年 95db 騒音規制 施行へむけて 〜「 聴感 音量測定方 」の徹底!

  •  JNCCはいよいよ社会との調和を念頭に、その大きな障害になっている騒音規制を徹底する時が来たと認識しています。 MCスポーツが一部の社会に嫌悪されたり暴走族と同一視されるような偏見を持たれる元凶は、紛れもなく騒音です。 一方で、パワーを必要とするレーシングに効率化の象徴とも言える大音量は不可欠であり、故に「オフロードMCスポーツ」はこれまで社会からの孤立感を抱きながらも、積極的に社会と調和を図れる状況ではなかったかと思います。 そして時代は進みより人口が増え、もう人里離れたコースが主体の「オフロードMCスポーツ」はその大音量によりその存在さえも危うくなり、マシンメーカーは毎年厳しい音量削減を強いられ今日に至っています。 しかしマシンメーカーが毎年行ってくれたこの音量削減の努力が実を結び、今では技術革新の向上によりかなり静かな 94dbでも素晴らしいパフォーマンスを発揮出来るようになりました。 時代がやっと変わってきたようですね。
  1. このような状況を踏まえ JNCCは 2015年 95db「聴感音量規制」を打ち出し施行していきます。
  2. この「聴感測定」とは測定器機を用いる事を通念とした従来の測定方法とは全く異なり「迷惑なほどうるさいのか?そうではないのか?」という状況を人間の聴感によって裁定する という、騒音規制の原点を見つめた性格の測定方 です。
  3. 人によっては計測器を用いない原始的とも言えそうな「聴感測定」に不安を抱くかもしれませんが、現在世界中のレースで問題視されている「2ストと4ストでは音量同測定値であっても騒音印象にかなりの差がある」とか「一定条件下の測定では規制数値をクリアーするものの、実際の全開走行では酷い大音量になる」というような矛盾はこの「聴感測定」には生じないというメリットがあり、JNCCは XCに熟知した聴感測定委員による裁定は狂うものではないと確信 しています。


聴感 測定方の実際

  1. JNCC競技委員長を含むベテラン競技委員2人と、外部から選任した委員1人との 3人で聴感測定委員を構成 します。
  2. 今期 2015年 JNCC音量規制値は 95db と定めます。
  3. それぞれのレースにおいて3人の聴感測定委員は30分経過までには音量規制抵触者の抽出を終え一般抵触」と 「深刻抵触」に分けて報告 し合います。
  4. 抽出された音量規制抵触者が「一般抵触」か「深刻抵触」で意見が分かれた場合は多数決とし、音量規制抵触確定は3委員全てが抵触者と抽出する事を条件とします。
  5. 確定した音量規制抵触者に対しては 即刻「ウェイティングペナルティ」が課せられることになります。それはピット前のスピードが落ちる地点で抵触ライダーにサインボードにより知らされ、ピットイン後のピットエリアにおいて委員の管理下で行われます。( B8 ウェイティングペナルティ参照)




C4著作肖像権

  1. JNCC & WEX 全大会において、JNCC & WEX 関係者および関連者により撮影されたライダーや競技車両の映像や写真の著作肖像権は、全てJNCCに帰属します。
  2. JNCC出場において、JNCCは出場者に著作肖像権のJNCC帰属承認」を出場条件 と致します。




C4賞金 と ファーストラップ賞


JNCC は「AA1」「AA2」に毎大会 賞金を進呈します。

  • AA1優勝:5万円・・2位:2万5千円・・3位:1万5千円・・4〜6位:1万円(但しエントリー数60%まで)
  • AA2優勝:3万円・・2位:1万5千円・・3位:1万円・・4〜6位:5千円(但しエントリー数60%まで)


AAGP 賞金

  • AA1優勝:10万円・・2位:2万5千円・・3位:1万5千円・・4〜6位:1万円(但しエントリー数60%まで)
  • AA2優勝:..3万円・・2位:1万5千円・・3位:1万円・・4〜6位:5千円(但しエントリー数60%まで)



JNCC は「AA1」「AA2」に毎大会 ファーストラップ賞金を進呈します。

  • AA11万円
  • AA27千円




賢明な状況判断  人命救助  熱中症

D1ース中における"危険察知" と賢明な状況判断!


 競争するという行為を言い換えれば 限界での凌ぎあいであり、故に「 限界 = 余裕が無い 」という状況下では事故の発生率は高まって当然です。 またレース中は様々なアクシデントにより危険度が高まる状況に陥る事も想定されますが、そのような時は「危うい! と感じた危険察知を決して疎かにせず、賢明な状況判断と強い意志でアクシデントを防いでください。 そして重要なことは、競技規則に優先権があるからからといって「逆走してきたライダーがいるのにそれを軽視した行動をとる」ような、危険回避を行わない行為は非常に愚かというです。 そうです、時には レースを捨てて自ら身の安全を死守してください!

XCにおける想定される深刻で危険な状況(この他にも想像もつかないような突発的な危険状況に陥る事も有り得るtと認識してください)

  • ・トップ争いをしているライダーがミスコースをして、それに連られて後続ライダーが集団でミスコースをしてしまった状況下で、ミスコースに気付いたこの集団が全速力で逆走してきた!
  • (雄大なコースで発生しやすく埃による視界不良も同時に起きやすいので 死亡事故に直結 します!)
  • ・フラッグオフィシャルがいないテーブルトップジャンプのブラインドとなる着地点にさしかかったら、空からライダーが降ってきた。
  • ・相互通行箇所でコーステープが切れてしまい競技役員の姿も無い。
  • ・アップヒルを登り切れなかったライダーがフルスピードで逆走して来た。

D2人命救助


 「近くを走っていたライダーが酷いクラッシュをして動かないでいる!」とか「ブッシュの中に突っ込んでしまったが出てくる様子が無い!」など人命にもかかわるかもしれないという状況に遭遇した際は、レースを一時中断して「救急救命スタッフ」や「マーシャル」「競技役員」に知らせたり、または計測ゲートまで走行して競技役員にその出来事を知らせて 下さい。 このような行為によってレース成績は下がる事は明白ですが、広大なコースなどの場合このような 人道的で崇高な行為により、大げさではなく人命が救われます。 


D3季節を問わず「熱中症」厳重注意!

  •  あまり知られていないことですが XC & ED において死亡要因ナンバーワンは、事故ではなく「熱中症」です。 故に出場者はその著しい深刻性を充分に認識しなければなりません。 特に熱中症対策に向けて効果的な事は「無理をしない!」ということであり、「高温多湿な状況下での頑張りすぎ」が一番良くない のです。 競技において頑張りすぎないという事は矛盾しているようですが、熱中症に関しての正しい知識をしっかり身につけ、その深刻さを認識し懸命なレースを行ってください。
  • ・高温多湿下で起こりやすいが、状況においては真冬でも起こります。
  • 睡眠不足・過労・深酒 等の状況にある時には、その発生率は非常に高くなります。
  • 連続キック・マディ登りでの押し などで心拍数が急上昇している状態では、その発生率は非常に高くなります。
  • ライダー技量を問わず、「熱中症」を発症すると正常な判断が出来なくなります。 よって本人に状態を尋ねることなく(無意味)周囲の者が強制的にレースを止めさせ、早急に適切な処置をしなければ なりません。
  • 対処療法として患者を水に浸ける事は効果的ですが、急激な温度差による心臓へのショックにより心不全を引き起こす可能性もあるので、心臓から遠い部分よりゆっくり水に浸けてください。
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